農家生まれの文学少女。

ライターとして奔り出しました。

電通の有名コピーライター梅田悟司さんの著書「言葉にできる」は武器になる。から学んだ「普遍って、特殊だ。」ということ

 

私たちは普段、何気無い日常の中で切っても切り離せないコミュニケーションツールを酷使している。それが「言葉」だ。あなたはこの世界中に溢れかえっている「言葉」を上手に使いこなしているだろうか。自分の心の声を適切な「言葉」で相手に送り届けられているだろうか。

 

今回おすすめする「言葉にできる」は武器になる。では本来、表面的な薄っぺらい言葉の使い方ではなく、もっと深く、もっと奥まで掘り下げていったところにあるダイヤの原石のような内なる言葉に着目して言及されている。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

はじめに

ジョージア缶コーヒーのCMでお馴染みの「世界は誰かの仕事でできている」「この国を、支えるひとを支えたい」という台詞、一度は耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。

 

この言葉を生み出したのは、他でもない電通の有名コピーライター梅田悟司さんだ。今回はこの「言葉にできる」は武器になる。を読んで学んだことについてお話ししていきたい。

 

 

 

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「言葉」の使用方法

本書は以下のような書き出しからはじまる。

梅田さんは、どうやって伝わる言葉を生み出しているんですか?

 

うん、物書きとして修行中の私にとってこの質問への回答はすごく気になるところだ。

 そして、さすが梅田さん。序盤から見事に、気持ちいいほど爽快な裏切りを受けてしまった。

 

梅田さんはこの問いに対して以下のように答えている。

言葉をコミュニケーションの道具としてか、考えていないのではないですか?

 

言葉が意見を伝える道具ならば、まず、意見を育てる必要があるのではないか?

 

え、コミュニケーションの道具以外の使い方って?

意見を育てるってどういうこと??

ポケ○ンみたいにレベルアップするの???

 

質問に質問で返してくる、答えのでない返答に私の好奇心と追救心はもうこの冒頭の数ページで鷲掴みにされていた…

 

 言葉は思考の上澄みに過ぎないとは?

本書のなかで、

言葉は思考の上澄みに過ぎない

と述べられている部分がある。

 

語彙力の乏しいゆるみな。の頭の上にはてなマーク万歳になっていたことは話すまでもないだろう。「上澄み」とは本来、容器内の液体に溶けなかったものが底に沈むことによってできる上側の澄んだ部分のことだ。

 

では、言葉=思考の上澄みってどういうことなのか。私のように頭の弱い人間でも分かるように、「頭」→「容器」「脳(頭の中)」→「水(液体)」「塩」→「情報、思考」として考えてみることにする。

 

 

もし仮に、コップの容器の中の水に限界まで塩を溶かして飽和した塩水を作るとする。どのくらい溶けるか溶解度を事前に計算して入れる人はまず少ないだろう。少し多いかなと思うくらいの塩を入れ、良くかき混ぜると思う。

 

この時、一定の量の塩は水に溶け上澄みとして上に浮上し、溶け切れなかったものは下に沈殿する。そして完全に溶けた上澄みの部分だけが飽和状態の塩水として世の中に認識されるのだ。

 

良くかき混ぜるというのはつまり深く考えるということ。そう定義すると底に沈む溶けなかった塩は、伝える必要のない余分な思考。一方で、上澄みに浮かぶ溶けた塩は、伝えるべき大事な思考と捉えられる。

 

そして飽和状態の塩水として世の中に認識されるものこそが本来、「外に向かう言葉」としてふさわしいものなのだ。決して、かき混ぜるのを疎かにしてはいけない。偏った少ない量の塩ではいけない。

 

 言葉を使いこなす

日々の生活の中で伝えたいことやその情報を共有するときまず、その対象についての情報を得るために見たり、聞いたり、時には体験したりして情報を集めると思う。現代ではインターネットの普及により言葉を四角い箱に入力し、ボタンを押すだけで簡単に大量の情報を得ることができる。これはとても便利で有難いことだ。

 

しかしその反面、溢れかえった情報に振り回されたり誤った情報を鵜呑みにしてしまったりと情報による社会的混乱や誤解が増えてきているのも事実だ。現に、それが原因で警察沙汰になったり損害賠償が発生する事件もある。

 

 そう、真の意味で「言葉を使いこなす」というのは意見を煮詰める。つまり自分の心と一対一で向き合うこと。嘘も偽りもないありのままの姿を見いだすことが大切だったのだ。

 

「内なる言葉」と向き合う具体的な方法に関しては電通のサイトや、

「言葉にできる」は武器になる。を購入して読んでみるといい。

 

dentsu-ho.com

 

「普遍って、特殊だ。」

この本書において思わず、「なるほど。」と感心したことが無数にあるのだがその中でもこれは特に面白いなあと思うことがあったのでご紹介したい。

 

⑥新しい文脈を作る<意味の発明> 

言葉の意味は時代によって変わる。

全ての言葉には意味がある。

 

言葉には本質的な意味がある。だが時代によって使い方や受け取られ方は変わりゆくというのだ。確かに現代において若者達の間では従来からある言葉の本来の意味とはかけ離れた使い方をしたり、意味を成すことがある。

 

それを【言葉の乱れ】と否定的に受け取るのではなく、寛容に受け入れ楽しむ姿勢こそが梅田さんが今まで数々のキャッチコピーを生み出してきた要因なのかもしれない。

 

言葉に新しい命を宿す

梅田さんは言葉に新しい意味を持たせる方法について

「〇〇って、▲▲だ。」で、新しい名前を付ける。

という文に言葉を埋め込むだけでいいという。

 

そしてできるだけ真逆の意味をもつ言葉がいいという。

そこで私は自分なりに言葉に命名し、新しい命を宿してみた。

 

それが、タイトルにも書いた「普遍って、特殊だ。」ということ。

 

自分の中で普遍的だと思っていたことが実は特殊なことであったという経験はないだろうか。もっと壮大な規模で言うと、地球では普遍的なことも宇宙規模で見たら特殊なことの方が多い。

 

酸素がある、人間がいる、言葉があるこれらもすべて地球での普遍に過ぎないのだから当たり前だ。常識にとらわれないことが人の興味を引く糸口になりうるというわけだ。

 

さらに、より伝わりやすくするなら「普遍って、本当は特殊だ。」となりこれで文章が成り立ってしまうのが面白くって堪らない。

 

言葉による革命戦争

名前が変われば、意識は変わる。常識が変わる。

ここで忘れてはならないのは、あくまで新しい言葉を生み出すことは他人の意識の中に革命を起こす起爆剤に過ぎないということ。大事なのは、相手の脳内に革命戦争を巻き起こすことである。

 

従って、「言葉」を自由自在に使いこなし、人の心を動かす武器として頭の片隅に意識しておくといいと思う。

 

最後に

今回紹介したものは著書における、ほんの数ページでしかない。この本について、発見や学び得たものを書いていったらきっと優に100000文字は超えてしまうだろう。いや、もしかしたら枚挙にいとまがないものになってしまうかもしれない。

 

そのくらい、「言葉」について真剣に考えて、考えて、考え抜いた梅田さんの「言葉」という名の「生き様」が現れている作品である。

 

いつか私も彼のように人々を魅了する言葉を生み出せる人間になりたい。

そのために、まずは自分自身と真正面からコミュニケーションを図っていきたい。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。